平成○年△月某年  浮気調査

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夏空の続く晴れた日のこと、30歳の後半とおぼしき婦人と喫茶店で待ち合わせをして相談に。

婦人は、小さな子供を連れて来ていた。オレンジジュースのコップについた水滴で遊んでいる子供を脇に本題に入る。

夫43歳、サラリーマンだったが会社に見切りをつけて、妻の実家のあるこの街へ引越しをしてきてまだ3ヶ月という。夫はまじめを絵に描いたような人間だったらしいが1ヶ月前に前の会社でやり残した事があると言って家を出たきり帰らない。事故かと思って警察に相談したが、夫らしき人間が事故にあった形跡は無いと言う。

私は、交友関係を中心に2週間の調査依頼を受ける事にした。手掛かりが無いまま日にちだけが過ぎていった某日。偶然にも夫らしき人物を見たという酒屋のおやじさんに会う。とにかく探すしかない。

付近で聞き込みをするうち、夫らしき人物を見かけるというタバコ屋に行き当たった。多分、あのアパートであろうという、タバコ屋のおばさんの言う事を信じてその場所へ行ってみると、よれたシャツをまとった夫が洗濯物を干している。

夫は、サラリーマン時代から3年も交際していた女性のアパートに転がり込んでいた。後日、奥さんに聞いたところ、正式に離婚調停を始めたという。

平成○年△月某日  たずねびと調査

春の日差しが気持ち良い季節に、初老の紳士が事務所にやってきた。

現在は妻と死別し、子供たちも独立してそれぞれ別所帯の一人暮らしだという。

定年退職をして毎日一人で暮らしていると、つい昔の事を懐かしく思い出す事が多くなったらしい。

30年も前のこと、年の頃も似通った従兄弟がいたことを思い出し、必死になって行方を尋ねてみたとのこと。

親戚づきあいをするタイプではないらしく、だれも従兄弟の行方を知らないという。どうしても会ってみたいという紳士に1週間の約束で調査を引き受けることにした。

30年も前の事である。少しばかり手間取ったが、調査4日目に元気に暮らしている従兄弟を発見し、紳士に再会してもらう手はずを整えた。普通はそこまでやらないが、つい初老の紳士の気持ちを考えると力が入るものだ。

従兄弟も紳士のことを覚えていて、いつか会いたいと思いながら今日まできてしまったとのこと。二人が大喜びしてくれたことで、気分の良い1日だった。

平成○年△月某日  家出人捜索

晩秋の晴れたある日、40代の夫婦が事務所へ相談にやってきた。

家出した娘を捜して欲しいとの依頼であったが、すでに家を出て1ヶ月が経過しているとの事。

夫婦は「そのうちに帰って来るだろう」と考えていたらしく警察への捜索願も、つい最近になって出されたとの事であった。

生活の為に、援助交際や風俗店で働くケースや事件に巻き込まれていたり、男性に監禁されて帰りたくても帰れない場合も考えられる。私は、夫婦に2週間の約束で調査を引き受けることにした。

調査は友人への聞き込みや目撃情報、立ち寄りそうな遊び先など広い範囲から徐々に行動範囲を絞って家出人の発見へと誘う。交友関係を探るうちに1人の男性が浮上する。幸い男性の勤務先がつきとめられた事から勤務先で張り込みを行い退社後に尾行する。

数日後、ついに娘を無事発見し夫婦に伝え、娘と両親の話し合いが持たれたが、実は大変なのはここからである。なぜ家を出たのか?今後の対策はどうすればいいのか?このあたりを解決しないことには家に連れて帰ったところでまた直ぐに出て行ってしまうものである。

家出の理由は人それぞれ違うし、決まった解決策があるわけではない。しかしながら我々は長く先々まで見越した対策を依頼者家族と一緒に考え二度と同じことが繰り返し起きないような解決方法を提案していかなければならない。

平成○年△月某日  ストーカー調査

近年、非常に多くなったストーカーに対して警察も相応の対応はしているとの事ではあるが、現状の処置としてはまだまだ不十分なものともいえる様子である。

本人に厳重注意を促し、被害者への接触を一切しないという誓約書を書かせたところでそれを守るような人間ならば最初からストーカーなどしないのである。

寒さが和らぎ桜のつぼみが今にも開花しそうな早春の出来事であったが、20代の女性から、早急に助けを求める内容のメールが私の元に届いた。

早速、会って話を聞くと無言電話や嫌がらせメール、さらには女性を中傷する張り紙などの被害に遭われている様子であり、また本人以外には知り得ない家の中の様子までストーカーは知っているらしいとの事であった。

私は、女性宅の盗聴検査とストーカーの割り出し調査をを引き受けることにした。私の持ち込んだ機器により検査した結果、女性宅にコンセント型の盗聴器が仕掛けられており、これによって部屋内部の様子が筒抜け状態であった。

付近で張り込み調査を行ったところ、決まった時間に不審車輌が現れ車内で一人の男性が耳にイヤホンをしたまま動かない。車輌のナンバーから以前女性と交際の合った男性であることが判明する。盗聴器は交際中に男性が仕掛けたもので女性と別れた後にストーカー行為を行っていた様子である。

男性の両親や職場の上司など多くの方々の立会いの下、二度と女性の周りをうろつかない誓いを書面に残し一件落着した。

相談を受けた頃の女性はストーカーの執拗な被害に夜も眠れず、やつれていたが数ヵ月後に再開した頃には笑顔の明るい女性へと変貌していた。

平成○年△月某日  結婚調査

茹る様な暑い夏の日、東京郊外のとある駅に降り立つ。

調査内容は、娘の結婚相手についてご近所の風評を聞いて欲しいとの依頼である。駅から歩くこと20分、調査対象者の家に到着し、早速、近所に聞き込みを開始するが特に特筆すべき内容の事は得られず。

聞き込みによる調査の場合、こう言った「特に何もない普通の家庭」が一番厄介者である。だからと言って無い物をあるとは間違っても言えないところでもある。

様々な調査の中でも聞き込み調査は特に慎重に行わなければならず、不審に思われる事無く自然に聞き出さなければならない訳だし、発覚してしまってはご依頼人に対しても言い訳も出来ない。勿論、いい加減に行えば重要な事を見逃す事態も多く、気の抜けない調査である。

以前は、聞き込み調査によって訳のわからない宗教を信仰していた家族であることが判明し「結婚前に分かって本当に良かった」と感謝されたこともあったし、田舎の聞き込み調査では付近一帯が親戚だったなどという笑い話のような事もある。

聞き込みみによる風評は経験を積んだ探偵でしか出来ないD難度の調査である。時には学生時代の旧友になり、またある時は保険の外交員にはり・・・手を変え品を変え、情報を積み上げていく、これが聞き込み調査である。

平成○年△月某日  結婚詐欺調査

優しい心につけこむ憎き犯罪が結婚詐欺、弊社にも数多くの相談が寄せられます。

愛情という純粋な心の感情を逆手に取って金銭をむさぼる結婚詐欺は許しがたい重罪です。

その手口は十人十色ですがインターネットの普及により男女の出会いが簡単になった昨今では被害も増加の一途を辿っています。

穏やかな春のある日にやってきた姉妹の妹はネットで知り合った男性に500万円以上もの金銭を蝕まれていながら今もなお、男を信じ疑う事も無い純真な女性であったが事態を知った姉に強引に連れられて弊社の事務所を訪れたのであった。

貯金や定期預金の解約、さらにはサラ金にまで借金をして男に貢いでいたらしい。話を良く聞けば誰でも「おかしい」と思うことであっても当人は全く疑っていない。愛する人を信じたいと思う心が「疑念」を消し去っているものである。酷なことではあってもまずは、本人に「騙されている」という事実を分からせなければならない。

妹の情報を元に、男の所在調査と身上調査を引き受けることにした。詐欺師も妹に話している全てが嘘の話ではなく、本当の事も少しは喋っているものである。少ない情報の中からある男性に行き着いた。自宅マンションには妻子と同居しており、名前も妹に告げてあった名前と違う、偽名である。

数日後、私は、姉妹に同行して在宅している男性の家に赴き、妻の前で詐欺だったことを認めさせ騙し取った金銭の返済を誓わせた。

騙された女性の心痛は計り知れず、長い時間が経たねばその回復は難しく、全てが解決した後になっても結婚詐欺はその余韻を残す罪多き犯罪である。

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